インビザライン(マウスピース矯正)は痛くないの ?
ワイヤー矯正に比べると痛みは少ないというのがインビザライン矯正(マウスピース)矯正のメリットです。
インビザラインの1回の交換で歯が移動する距離は、約0.25mmです。ワイヤー矯正と比べて、少しずつ、細かく動かしていき、またそのルートはコンピュータシミュレーションに基づき効率化されているため、痛みが大幅に抑えられます。
ワイヤー矯正のように、装置が歯茎や粘膜を傷つけたりすることがない点も、痛みの軽減に役立っています。
痛みが不安という方も、安心してご利用いただけるのが、インビザラインです。
痛みには個人差がある!?こんな時に少し痛みがあるかもしれません
インビザラインによる矯正治療も、まったく痛みがないというわけではありません。
痛みが生じやすいのは、以下のようなケースです。
初めてマウスピースを装置したとき
初めてマウスピースを装着したときは、目標とする歯の位置まで距離があるため、また単純に慣れていないため、痛みを感じやすくなります。
歯が動くときの痛み
当たり前のことではありますが、歯がしっかり動いているときこそ、痛みが生じやすくなります。
どうしても我慢できないというときには、少しのあいだ外して休憩することも可能です。ただし、1日20時間以上の装着は確保してください。
アタッチメントが当たる痛み
歯をしっかり動かすためにアタッチメントと呼ばれる突起物を歯面に取り付けるケースでは、この出っ張りが、粘膜に当たって痛みの原因になることがあります。
痛みが気になる場合には、矯正用ワックスを使用して出っ張りをなだらかにするなどして対応します。
マウスピースを着脱するときの痛み
マウスピースを交換した直後も、痛みを感じやすくなります。通常、歯の移動と慣れにより、2~3日中に痛みはほとんどなくなります。
上下の歯がぶつかったときの痛み
マウスピースによって圧迫されている歯列は、非常に敏感になっています。上下の歯がぶつかったときなど、痛みが生じることがあります。
ワイヤー矯正とは異なり、食事の際には外せるため、食べ物を噛むときの痛みは心配無用です。
痛みがある場合にはすぐご相談ください
通常、インビザラインの使用によって、“耐えがたいほどの痛み”が生じることはありません。初めて装着したとき、または装置を交換したときに感じる痛みも、2~3日中にほとんどなくなります。
耐えがたいほどの痛み、4日以上続く痛みがあるときには、すぐに当院にご相談ください。痛みを抑えて治療を続けられるよう、きちんと治療を終えられるよう、親身になってサポートいたします。